平成21年9月7日より

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校長室より

校長通信
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2018/01/01

睦月の言葉(新しき・・・)

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新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重(し)け吉事(よごと)
                 
 
「万葉集」の最後を飾る大伴家持の一首です。-「新しい年の初めの、初春の今日降る雪のように、良いことが積み重なりますように」-この詩のように、今年は良いことが多くあってほしいと願っています。
生徒が、「夢・希望」を、単なる空想としないためには、自分の「生きることについての理想」とつなげ、一人の人間としてどう生きるべきか、自分はどのように生きようとしているのか、どの方向に向かってどんな歩みをしようとしているのかについて考えを深め、日々を確かに、一歩一歩着実に歩んでいくことが大切だと思っています。今年は、越谷北高校にとって50周年の年になります。この節目の年にさらに越谷北高校の躍進の年になりますよう頑張って参ります。
どうぞ、本年も皆様の御支援、御協力を心よりお願い申し上げます。

(書は、倉澤沙綾先生に書いていただいています。今回は和歌ですので、先生の工夫を凝らしたものになっていて、新年にふさわしい情緒のあるものになっています。)
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2017/12/01

師走の言葉(自彊不息)

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 早いもので、いつの間にか、師走になりました。今年も後一月になりました。寒さも日一日と厳しくなってきています。しかし、この寒さを経験しないと暖かい春はやってきません。3年生は、もう少しで受験になります。毎日が受験に向けての努力の日々になります。つまり、勉強すると言うことです。が、考えてみると、受験だから勉強するということではないはずです。

易経という古代中国の占いの書に、

「自彊不息」

と言う言葉があります。「じきょうやまず」と読みます。

易経には次のように書かれています。

「自彊不息」易曰,天行健。君子以自彊不息。

 【読み下し】では、易に曰く,天行健なり。君子はもって自ら彊(つと)めて息(や)まず。となり、

その意味するところは、

「天地の運行がすこやかであるように,君子も自ら努め励み,怠ることはない。」と言うことです。

自彊とは、みずから努め励むことです。そのことをやめない。そうすることにより、人間ができてくるのだと思います。まだまだ、高校生はこれからが人生のスタートです。その先にある自分の思う世界に雄飛するために、今を努め励むことです。そしてそれをやめないことです。

私自身、いくつになっても努力し、勉強し続ける人でありたい。と思います。



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2017/11/01

霜月の言葉(自調自考)

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「自調自考」という言葉があります。多くの学校の目標やモットーになっています。その意味するところは、「自ら調べ自ら考える」ことです。

 なぜ、今月この言葉を取り上げたかというと、これからの進化の激しい時代において、大切な事は、「自分で調べ自分で考える」ということだと思うからです。実は、このところ、人工知能(AI)が話題になっていて、NHKの教育テレビでも特集を組んで放送しています。毎回興味深く見ていますが、今日の情報技術や認知科学の研究を見ると、AIが人間に近づくあるいは取って代わる日が来るのではないかと思うところもあります。私自身、コンピュータを使ったのはもう40年以上前になります。そのころは、MS-DOSの世界で、マシン語をいじってみたり、BASICでプログラムを組んでみたりしていました。今のように誰でもが、コンピュータを使いこなし、スマホを操作する時代が来るとは夢にも思いませんでした。私は、その当時の癖で、なぜ、こんなことができるのか?どうしてこういうふうに動くのか?が気になってしまいます。そんな性分です。そのせいかいつも”もや感”があります。2045年には、AIが人間の知能を超える技術的特異点(シンギュラリティ)が来ると予想する本が多く出版されています。シンギュラリティが来るかどうかはわかりませんが、確実に言えることは、技術の進歩は、指数関数(エクスポネンシャル)的に急激に進むということです。その時に、時代の変化に柔軟に対応していくことができる人間になっているために、今から”考える”という習慣をつけておくことが肝要です。これからの時代は、こうすればこうなるというような”正解”はなく、いろいろなことを考え”最適解”を自ら導き出すという時代になってくると思います。AIに負けず、世界に雄飛し、国際社会で貢献する人財となるべく、自ら調べ自ら考えることは益々重要になってきています。私は、人間にしかできないクリエイティブな思考、そしてあらゆる生物の中で人間が一番多く持ち得るホスピタリティな心を大切にする、そんな越谷北高校生を育て社会に輩出したいと思っています。

 


(書は、いつも、倉澤沙綾先生に書いていただいています。今回は背景に紅葉をあしらっていて季節感もあり味わい深いものになっています。)


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2017/10/02

神無月の言葉(自分軸)

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 今回は、石川一郎氏の「2020年大学入試問題」から、「自分軸」という言葉について考えてみました。これからの、授業は、アクティブ・ラーニングをホームベースとして「自分軸」をつくり、それを意識できるかにかかっているということに頷けます。
 「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を問う様々な問いの中に、“Who are you ?”を問う問題が姿を変えて設定されることになるからです。
 自分とは何か?
 知識をベースに論理的に批判的に創造的に思考しなければならないような問題は、批判するオリジナルの基礎、創造が生まれる強い意志が不可欠になります。
自分にとって「知識・技能」がどう役立つのか?
それは社会に貢献できる知識の使い方や技能を発揮できるのか?
自分は何を何のために思考し、判断し、それを表現することが社会や世界を創ることにつながるのか?
自分はいったいどこに向かって主体的になり、多様な人々や文化をどのように受け入れることができるのか?
そのために協調できる自分とはどのような存在なのか?
 誰か他者に承認されることよりも(他者軸)、自分がまず意志決定することが重要であることに気付く、その気づきが「自分軸」です。
 しかし、「自分軸」はブレるものです。その時、ブレていると声をかけてくれる仲間やそれを受け入れる信頼関係を作ることが授業の中に埋め込まれている必要がでてきます。「自分軸」はその対話関係の中で、ブレない自分が出来ていく中で見えてくるものです。だからアクティブラーニングで学ぶ必要があるのです。そうすることにより、ブレずに自分の価値観に基づいて行動できるようになるのです。自分軸があると「他人と比較しない」「判断基準ができる」「信頼される」などの変化が得られてきます。自分軸を見つけるために、主体的に多様な人々と対話をして、いろいろなことを深く学ぶ中で、いろいろな体験や本をよんだりすることで自分軸をみつけてほしいと思います。
 「自分軸」のある生き方をしたいものです。
(書は、毎回、倉澤沙綾先生に書いていただいています。今回も力強いですね。)
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2017/09/01

長月の言葉(好きなことを掘り下げろ)

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 少し個人的なことにもなるのですが、私が会長を務める高数研(高校数学教育研究会)が主催する高校数学フェアが8月7日と8日に戸田市文化会館で開催されました。5人から6人位でチームを作り、数学の問題に朝から夕方まで1日かけて取り組むというものです。今回は6校で9チームが参加し解答を競い合いました。本校からも1チームが参加し敢闘賞を受賞しました。どの学校のチームも話し合い助け合いながら問題と悪戦苦闘していました。一日どっぷりと数学を解くという経験は、数学の興味関心を深めると共に、何事もあきらめないで最後までやり抜くという体験につながったのではないかと思います。

 数学フェアの2日目に、中島さち子さんの講演がありました。中島さち子さんについて少し紹介させて頂きます。中島さち子さんは、高校2年生の時に数学オリンピックで金メダルを日本人女性で初めて受賞した人です。才能豊かな人で、東京大学数学科在学中にジャズに出会い、現在は、ジャズピアニストとしても第一線で活躍している人です。今回の講演の中でこんなエピソードを紹介していただきました。「中学3年生の時、大学への数学という月刊誌の中に数学者のピーターフランクルが出題した宿題コーナーの問題を約1ヶ月考え続けた。難しくて、約1ヶ月毎日考え続けた。食事をしながらも寝ながらも考えた」ということです。その過程は、山登りみたいで、こっちに行ってみたら行き止まりで違う、こっちにこれ以上行ったら危険ということの繰り返しだったということです。その問題の解答を提出する締め切り日、38度の熱を出しながら考え続け、最後の最後にひらめいたそうです。そして、解答を作り締め切りぎりぎりで郵送したそうです。そうしたら、ここからがすごい話なんですが、直接ピーターフランクルから電話があったそうです。解答の素晴らしさを褒め称えるものであり、このことがきっかけとなり、数学オリンピックの世界へ挑戦することになったとのことです。天才は天才を見抜くのでしょうか?まさにうそのようなホントの話なのです。中島さち子さんは、「解けたこと以上に、一ヶ月考え続けることができた自分に自信が持てた」と言っています。さらに、数々の失敗体験や、失敗したときの学習体験が大切で、良い失敗を多くしてほしいと言っていました。失敗を恐れず、好きなものがあれば、点を掘り下げてみる。それがやがて線になり、面になると自分の経験から話されていました。本当にそうだと私もつくづく思います。好きこそものの上手なれですね。どうか、高校生活やこれからの人生で好きなものを掘り下げて下さい。好きなものがまだ見つからない人はこれから見つければ良いのです。

(書は、倉澤沙綾先生に書いていただいています。毎回工夫して頂いてます。)


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2017/08/01

知識から知恵へ(葉月の言葉)

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 この言葉は、夏休みのしおりのあいさつの題名にした言葉です。

一生懸命勉強をして知識を得ても、自分でしっかりと考えなければ、その知識が使えるものにはなりません。知識はたくさん身につけたけれども、それがどうしたということになってしまうということです。逆に、いろいろ考えても、勉強しなければ、思い込みだけ激しくて、失敗しかねないということです。つまり、勉強して知識を得ることは最低限必要ですが、さらにその知識を使っていろいろ考え自分の力で表現することが大切なのです。

 さらに、得た知識を体験することをしてほしいと思います。7月に御講演を頂いた東京理科大学教授の秋山仁先生に、寄贈して頂いた著書「秋山仁の教育羅針盤 共に、希望を語ろう」の中に、「知識が知恵に-体験で深化」という章があり、体験の必要性を説いています。知識だけで大学へ行っても、身についた知識ではないから、すぐに忘れてしまう。自分で体験し、やってみて、知恵にまで高めたものであれば、その後の人生にもきっと役に立つはずです。その意味では、本校は夏休みに、希望者に民間会社「建設技術研究所」と連携し、希望者に川の科学と題して、環境と防災の視点での体験学習を一泊二日で実施しています。また、理数科の1年生には、三浦半島で生物や地学の実体験を行う野外実習をしています。まさに、知識を知恵にまで高める取組が行われています。

 2020年度から始まる新しい大学入試「大学入学共通テスト(仮称)」でも、この根幹はこれまでの「知識偏重」から、思考力、判断力、表現力を問う入試に変えようということと捉えることができます。ただ知識を覚えていれば解けるという問題ではなく、文章や図表、グラフなどを題材にして、そこから情報を編集し文章にまとめる力が必要になるということです。その際、考えた上でどのように表現するかが大切になります。そこで、顕著に表れてくるのは、やはり体験から身につけた知識つまり知恵であると思います。2020年度の入試問題を考えても、知識だけではなく、その知識をベースとして、しっかり自分で考え、表現することが大切なのです。夏休みはじっくりと時間を掛けて、じっくり考えて、表現することを学んでほしいと思います。そして、知識を自分で考え表現できる知恵に高めてほしいと思います。

 受験は団体戦とも言われます。もちろん勉強は一人でするものですが、夏期講習などで、友達と切磋琢磨することも必要です。決して一人ではありません。チーム越北として、越北プライドを持って頑張ってほしいと思います。チームで磨き合う。切磋琢磨する環境が大切です。本校にはその環境が整っています。どうか自分を信じ、自分をあきらめないで、自分の周りの全ての人に感謝して頑張って下さい。

(書は、倉澤沙綾先生に書いていただいています。今回は白にスプレーで色を付けて書道パフォーマンスばりの力強さで書いて頂きました、またひと味違います。)


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2017/07/20

にっこり笑ってあいさつを(1学期終業式)

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1学期も本日で終了です。体育館は大変暑かったのですが、生徒達はよく聞いてくれました。ただ、後で生徒に感想を聞くと、イマイチと言われてしまいました。あいさつは、難しいですね。

平成29年度 1学期終業式あいさつ   H29.7.20

○ 「おはようございます」

○ 1学期はどうでしたか。
勉強はどうでしたか。1学期の成績優良者(通知表の平均8.0以上)は1年生は36人、2年生は40人、3年生は43人で合計119人でした。頑張りましたね。残念にも、欠点をとってしまった人、2学期以降全力を尽くして頑張るように!

○ また、部活動はどうでしたか。

特に3年生は思う存分出来ましたか。力が発揮できず、悔しい思いをして終わった人も多いと思います。

 私は、君たちの試合を、いくつか応援させていただきました。みんな情熱溢れるプレーでした。勝敗はどうあろうと、頑張った皆さんの部活にかけた青春は一生の宝物になると思います。

 多くの部活動が3年生が引退し、1,2年生の新チームになっていることと思います。3年生に感謝して、頑張ることが、未来の越谷北高校のためになるのです、どうか、情熱を持って頑張ってください。よろしくお願いします。

○ さて、話はかわりますが、この頃年のせいか、こんな事があります。本屋さんで、おっ、これは良い本だな、読んでみようと購入して、しばらく読んでいると、あれ、なんか読んだことがある感じがするなと思って、家の本棚を見ると、案の定、同じ本があるんです。これはまだ、ましな方で、全部読み終わってから本棚に入れようとして、まったく同じ本があったりします。こんな事では、新しい本を買って読むよりも、今まで読んだ本を読み返してみようと、本棚にある本で、もう一度読んでみたい本を読み返しています。

そんなもう一度読んでいる本で、「もう、不満は言わない」という本の話をします。平成20年に出版された、アメリカのウィル・ボウエンと言う人が書いた本です。

 その中で今更ながら、なるほどと感じたことがあります。それは、いろいろな出来事を見方を変えて前向きのエネルギーに変えるということです。

例えば

問題 → 機会

しなければならない → する機会を得た

困難 → 試練

苦しめる人 → 教えてくれる人

不平不満 → 要望

なるほどという感じです。

 学校には、地域の方から時々、苦情がきます。これを苦情と捉えるか、チャンスと捉えるかです。例えば、交通マナーが悪いと苦情がきます。あまり良い気持ちはしませんが、これを良い機会と捉えて、先生方が巡回をします。これは、君たちの命を守ることにつながります。また、車が後ろから来ているのに、平気で横に広がっていたり、横断歩道をわたるとき、信号が点滅しているのにゆっくり渡っていたりして、ドライバーの方をいらいらさせたりしていないでしょうか。

 実は、先ほど紹介した本の中に、こんな話が紹介されています。

いつも家の前を猛スピードを出して通り過ぎる若い女性が運転する車にその家の主人は、怖い形相で、スピードを落とせと言ったり、手を振りかざしたりしていました。でも、全然その女性はスピードをゆるめません。

 ある日、また、その女性の車が猛スピードで来ました。主人が諦めてやり過ごしたところ家の前でブレーキがかかりスピードが落ちたのです。

 そばにいた奥さんにどうしてと聞くと、私が笑顔で手を振ったのと答えたということです。

とらえ方、気の持ちようがいかに大切かということです。

誰だって、非難されることを嫌います。非難するとその行動が改善されるどころか、ますますひどくなってしまうこともよくあります。

見方を変え、考え方を変え、言われたことや、されたことを前向きのエネルギーに変え積極的に生きることが自分の人生を豊かにすることでは無いかと思います。

何か、人に言われたとき、知らん顔するのではなく、心を開いて話してみる。あるいは、挨拶でもいいです。道で不満そうに見ているおじさんにこんにちは、と声を掛けてみて下さい。きっと、笑顔になってくれると思います。

挨拶がいかに大切か、朝、校門で登校してくる君たちに挨拶をしていますが、知らん顔の人がいます。しかも、ゆっくりあるきながら知らん顔です。私が門にいるときはもう遅刻ぎりぎりの時です。余裕があるのか尊大なのかは分かりませんが、こっちが挨拶をする前に君たちには挨拶をしてほしいです。出来ればにっこり笑って挨拶してくれれば最高です。1日のスタートをお互い気持ちよく切れますよね。

是非、心掛けて下さい。

○ これから、暑い夏が続きます。勉強(夏期講習)や部活動に一生懸命取り組んで下さい。皆さんが、休み明けに大きく成長して、元気に登校してくることを期待して挨拶と致します。

以上。


 

 


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2017/07/01

7月(文月)の言葉(足るを知る)

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 足るを知ることがないということは、満たされることがないということ。常に不満が残るので、心穏やかに生きることができなくなってしまいます。満足することを知っている者は、心豊かに生きることができるんだよ、と、老子は説いています。

 

足るを知る=満足することを知ることは、実は非常に難しいことだと思います。人は、日常の生活の中で、よく他人との比較をしてしまいます。他人の状況を見て、良いなぁとうらやましがったり、時には嫉んでしまうこともあります。しかし、ふと自分を振り返ってみたとき、結構自分は自分で頑張ってきているものなのです。何事も、他人に流されるのではなく、自分自身を顧みて、自分にとっての“足る”を知ることが大切なことなのだと思います。非常にシンプルなことですが、それが、できそうでいてできないことで、実は、本当の意味で幸せになるための鍵なのかもしれません。

「足るを知る」というと、「欲張らずにほどほどのところで満足すれば良いのか~」
と解釈してしまうかもしれません。 

 しかし、老子の言う「足るを知る」というのは、そのような「仕方なく満足する」という消極的な意味ではありません。「これで良い」のではなく、「これが」良いと思える生き方です。今の自分自身に満足することこそが、「足るを知る」ことなのです。

自分が持っているもの、自分が身につけてきたもの、自分がこれまで得てきたものを認め、受け入れ、まずはそれに満足する。もちろん、上を目指すことも大事なことですし、“欲”もあるからこそ人は努力することができます。
「人に良く見られたい」「人から好かれたい」「尊敬されたい」
そういう気持ちがなければ、頑張れないことだってあります。

 しかし、そればかりでは心が疲弊してしまいます。どんなに頑張って何かを得ても、
それに満足することなく「もっと、もっと」と次を望むのでは、自分自身が報われません。

時には、自分の内側に目を向けて、「自分はこんなに多くのものを手に入れてきたんだな」と、今までの自分自身を認めて誉めてあげることも大切です。皆さんも、「足るを知る」ことの価値を知り、「志をもって努力する」価値を知るならば、「今は幸せ」と思いつつ、さらなる幸せを目指して、生き生きと生活できるのではないでしょうか。
(書は、倉澤沙綾先生に書いていただいています。今回は紫の紙に白で力強く書いて頂きました、またひと味違います。)


11:14 | 投票する | 投票数(26) | コメント(0)
2017/06/01

6月の言葉(水無月の言葉)

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 2020年度から始まる新しい大学入試「大学入学共通テスト(仮称)」実施の具体案が5月16日文部科学省から出されました。改革の柱は、英検やTOEFLといった民間の検定試験を英語に採用することと、国語と数学での記述式問題の導入です。これまでの「知識偏重」から、思考力、判断力、表現力を問う入試に変えようということと捉えることができます。ただ知識を覚えていれば解けるという問題ではなく、文章や図表、グラフなどを題材にして、そこから情報を編集し文章にまとめる力が必要になるということです。その際、考えた上でどのように表現するかが大切になります。

 そこで、今月の言葉を、論語の有名な「学びて思わざれば則ち罔し。思いて学ばざれば則ち殆うし」としました。その意味するところは、「学ぶだけで、自分で考えなければ、物事ははっきりしない。自分で考えるだけで、学ぶことをしなければ、確かなものにならない。」ということです。

 一生懸命勉強をして知識を得ても、自分でしっかりと考えなければ、その知識が使えるものにはならない。知識はたくさん身につけたけれども、それがどうしたということになってしまうということです。逆に、いろいろ考えても、勉強しなければ、思い込みだけ激しくて、失敗しかねないと言うことです。つまり、勉強して知識を得ることは最低限必要ですが、さらにその知識を使っていろいろ考え自分の力で表現することが大切なのです。2020年度の入試問題を考えても、知識だけではなく、その知識をベースとして、しっかり自分で考え、表現することが大切なのです。つまり、学ぶことと考えることのバランスが大切で、学んでいるときは、ただ学んでいることに満足していないか常に反省すべきであるし、何か強い思い込みがあるときは、果たして本当に学んでいるのだろうかと反省すべきだろうと思うのです。

(書は、いつも、倉澤沙綾先生に書いていただいています。今回は紙の方に色が吹き付けてありまたひと味違います。)
09:28 | 投票する | 投票数(26) | コメント(0)
2017/05/01

皐月の言葉(千里の行も足下より始まる)

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 5月になりました。新緑も美しく、過ごしやすい日が訪れました。さて、4月から一ヶ月が過ぎ、何となくぼんやりした気分の人もいるのではないでしょうか。勉強にやる気が出なかったり、何となく憂鬱な気分になったりといわゆる五月病といわれるものです。そこで、気持ちを新たにするために、老子の「千里の行(こう)も足下(そっか)より始まる」を今月の言葉としました。いろいろ思うところはあってもとにかく「まずは始めよう」ということです。どんな長い道も、歩ききろうとする意志のもとで、最初の一歩を歩き始めなければなりません。途中苦しくなるとやめたいなあと思う心がおきますが、一歩一歩、歩き続けることが大切です。そうすることで、必ずや大きな目標にたどり着けるはずです。

 田中勉さんという方の小冊子「ひとりごと」の中に、次のような言葉があります。

大河の流れ 一滴から

広大森林 一本から

マラソン完走 一歩から

 1日1日の積み重ねで今があります。長い人生です。腐らず、怠らず着実に進んでほしいと思います。
(書は、いつも、倉澤沙綾先生に書いていただいています。今回も趣向を凝らした素晴らしい文字です。)


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